HSPな自分メモ

自分自身のHSPなとこについてメモ

Amazonでライトノベルを漁っていたときに、リコメンドされていたこの本が目についた。本のあらすじを読んでいると色々と思い当たる部分があり、参考になりそうだなと思って購入し読んだ。自分はHSPという気質らしい。

このWebサイトでポチポチしてみたら、124というスコアが出た。このスコアが如何程なのかはわからないが、感受性は人よりも高い方だと思う。

HSPな人は、以下のような傾向があるらしい。

  • 一度に多くの情報を吸収する
  • 音やにおいなどの微細な違いも察知できる
  • ゆっくり、深く、多角的に考えられる
  • とても慎重で、危機管理能力が高い
  • 共感力が高く、気配りができる
  • 誠実で責任感がある
  • 想像力が豊かで、内的生活が充実している

僕はお客様からの依頼を受けて、プロジェクトリーダー・マネージャー、デザイナや他のエンジニア達とチームを組んでスマホアプリを作る仕事をしている。

バスや電車を乗り継いで通勤しているけど、いつも人の多さ・音の洪水でウッとなる。人に迷惑をかけないように目を配って常に注意をしているから、通勤するだけでエネルギーを使い込んでいる。近くにいる人の香水や体臭がキツかったりすると気分が滅入る。

職場はごく一般的なオープンな作りのオフィスなので、遠く離れたエリアの話し声とかも耳が拾って脳が処理してしまい集中力を欠いてしまう。電話の音が鳴れば心が乱されてしまう。開発方針とかで議論がヒートアップしていたりすると、自分と関係がなくとも気になってしまい、落ち着かなくなる。誰かが人の悪口を言っていると、とても嫌な気分になる。

僕は特に耳から入ってくる情報に圧倒されやすいようなので、通勤中は遮音性の高いフルワイヤレス型カナルイヤホンを着けて、職場ではついこの前からBose QC 30ノイズキャンセリングイヤホンを着けて過ごしている。ただ、通勤中に使っているものはアクティブノイズキャンセリングが付いていないので外界の情報を遮断し切れていないし、Bose QC 30はフルワイヤレスではないのでコードが耳周りや首に接触する感覚が気になる。なので噂されているノイズキャンセリング付きカナル型AirPodsが出ればそれを買う、しばらく出なさそうならSONYのWF-1000XM3を買う。外界からくる刺激をコントロールし自分を守ることはとても大事なことだから。職場でイヤホンを着けていると、自分に対して話しかけにくいんじゃないかと不安感を覚えるけれど。

失敗を避けるために、会話やチャットをする際は事前に様々なパターンを想定する。レスポンスがラグいときが時々あるかもしれないけれど、それは自分のせいで相手の気分を害してしまうことを是が非でも避けようとするから。他の人が攻撃的な言動・配慮に欠ける行動を取ると、なんで平気でそんなことができるんだ…とショックを受ける。本人は気にしてないだけだろうけど。

とても慎重で、危機管理能力が高いという部分に関して、リスクをよく察知できるという点は、仕事において安定して案件をこなしていけるという面で良い影響として現れていると思う。

誠実で責任感があると評価されることがあるけど、それは自分のせいで他人が害されることを徹底して避けようとするから。生活する上で常に刺激に晒され続け、それらの処理に膨大なエネルギーを消費しているから、終業時間ごろになると心の余裕がなくなって配慮を欠いているかもしれない。

小説を読むのは好きだ。登場人物が不幸に見舞われると僕自身の心もどん底になってしばらく暗い感情を引きずってしまうけど、幸せな話で、登場人物が幸福であるならば、僕自身の心も満たされて穏やかに日々を過ごせる。

ニュースを含め、テレビはあまり見ない。ニュースはその内容のほとんどが暗いもので、自分に関係のないものでも心がどんよりとして引きずってしまうから。バラエティ番組のうち、人をバカにして笑いを得ようとするものは強い不快感を覚えるので、その行為自体の良し悪しは別として、見ない。

SNSをやっているけれど、あれも情報の洪水なので負担がかかっている。ただエンジニアとしては情報のアンテナを張るべきだと思うので、悩ましい。

HSPな人は、以下のような心の問題を抱えやすいらしい。

  • 自分自身に高度な要求をしてしまう
  • 罪悪感と羞恥心に苛まれてしまう
  • 恐怖心を感じ、憂鬱になりやすい
  • 怒りをうまく放出できない

自分は「自分自身に高度な要求をしてしまう」が特に当てはまりそう。「いかなる状況でも常にベストを尽くさなければならない」とか「自己中心的であってはならない」、「失敗をしてはならない」といった行動のルールを自分に課し、また自身の親切心・気遣い・思慮深さ・責任感といった諸々について自分が描く人としての理想をベースに自分がどうあるべきかの高い基準を設けている。高い理想を満たすことはできず常に自身に失望し自尊心が削られる生活をしているけれど、基準を下げようとは思わない。頑張らないと価値がない。人のふりしたロボットみたいだなとはたまに思うけど。

最初に載せた本の中で「HSPの多くは、一人で暮らすことを選択する」と書かれていた。一人で暮らすことで、HSPが望むような平穏を得られやすくなる。でも時折孤独を感じてしまうという厄介なジレンマがある、と。

そもそも相手がいないので心配する必要もないのだけれど、選択肢があったとしても一人で生きる道を選ぶような気もする。誰かと一緒にいることを考えると、常に気を張って疲れてしまいそうだし。

今までの内容を読んでいるとマイナスのことしか書いてなかった…。敏感であることの良い点としては、美しい景色とか小鳥のさえずりとか、そういった些細なことですら心が満たされる、感動することがあるし、誰かの幸せな様子を見ると、自分も同じくらい幸せな感情を持てる、とかだろうか。

とりとめのない話を書き殴って疲れた。HSPは病気とか障害ではなく、生まれ持った気質だから、上手いこと向き合ってその気質を活かしていくしかない。

風呂入って癒されて、しっかり寝て、また明日も頑張ろう。

Built with Hugo
テーマ StackJimmy によって設計されています。