ひとつ前で書いた、DNS over TLSに対応させる設定の続き。
Unboundで構築したDNSフォワーダをDNS over TLSに対応させ、プライベートDNSとして利用可能にする
ほんの数行 unbound.conf
に書き加えれば、DNS over HTTPSにも対応させられ、Google ChromeなどのSecure DNSとして利用できるので、設定しておく。
Unboundへのover HTTPS機能の組み込み
over TLS機能は組み込み済みとする。組み込みをしておらず、SSL/TLS証明書の取得や、 tls-service-key
、 tls-service-pem
の指定がまだであれば、上記記事を参考に対応を済ませておく。
over HTTPS機能を組み込むためには、 unbound.conf
を以下のように編集する。
server:
interface: 0.0.0.0@443
interface: ::0@443
# このあたりは、over TLS組み込み時に設定済みのはず
tls-service-key: "/etc/letsencrypt/live/dns.example.com/privkey.pem"
tls-service-pem: "/etc/letsencrypt/live/dns.example.com/fullchain.pem"
Unboundへの設定は、以上。
利用方法
WebブラウザのセキュアDNSなどで、以下のURLを指定する。
https://dns.example.com/dns-query
ドメイン名は、構築した自身のDNSサーバのものを指定する。